2018年、ありがとうございました!




えるもの立ち上げに関して、今年は本当にたくさんの方に助けていただきました。ありがとうございました。来年からがついに本格始動です。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末はわたしにとっては気が重くなる時期でもあります。
特に子どものころは、安心して新年を迎えるということを経験できなかったように思います。
1年に一度しか会わない親戚達の前で兄が変な行動をとったとき、わたしはどう振る舞えばよいのだろう、、密かに悩み傷つき、しかし決して答えをくれる人、一緒に悩んでくれる人はいませんでした。
兄のことを変な目で見ないでほしいという気持ちが年齢が上がるごとに少しずつ歪み、
いつのまにか兄を恥ずかしいと思い、他の人の前で兄と堂々と仲良くできない自分、兄にふさわしい妹でいられない自分を責め、
初詣では毎年決まって「今年こそ良い子になれますように」とお祈りしていました。


大きくなってから、わたしはきょうだいのことを大事に思ってくれている大人たちがたくさんいるということを知り、悩んでいるのはわたしだけじゃなかったのだということに気づくことができました。そして、ネガティブな感情を持つことは悪いことではないのだと、良い子でいられない自分のことも、きっと両親は受け入れてくれていたのだと知ることができました。


小さいころのわたしとおんなじ状況にあるこどもたちがもしいたら、伝えたいです。

同じ悩みを持つともだちは思っているよりたくさんいるんだということ
どんな感情を持っていてもよいこと
どんな自分にも価値があるということ
それから、
きっと未来は思っているより悪くないということ


わたしは子どものころ、大人になれている自分を想像することができませんでした。優先されるべきは自分ではなく、自分には価値がない、このままでは大人になれないのだと、常に自分は自分のままでいてはいけないと決めつけていました。


わたしがきょうだい児という言葉、きょうだい児支援というものに出会ってしばらく経ちますが、自分に支援が必要だったと実感を持って受け入れることは未だにできていないように思います。
ですが、きっと、同じような境遇にある存在に気づいていたら、何かが違っていたのではないかと思います。


きょうだい児支援って何するの?とよく質問をいただきますが、きょうだい児だけで集まって、楽しく遊びます。と答えています。それだけ?と思われるかもしれませんが、それだけのことで、大きな効果があるということを今まで出会ったきょうだいさんが教えてくれています。


来年からは、えるものこどもきょうだい会を開催します。
自分に何ができるか、やってみないと分からないのですが、小さい頃の自分が会いたかった大人になることが今の大きな目標です。

子育てに奮闘する親御さんたちにも、障害や病気を持つこどもたちにも、そのきょうだいたちにも、みんなそれぞれがありのままを受け入れてもらえる居場所がありますように。
きょうだいさんの居場所はえるもに任せて!と言えることが長期目標でしょうか。いつか言ってみたい、、

2019年もよろしくお願いいたします。

京都こどもきょうだい会 えるも

京都を拠点とする、障害や病気を持つお子さんの 「きょうだい」のための団体です。

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